FILE.1
「外で待っていた望君と君と蘭君はとりあえず除外して考えると容疑者は五人!!一列目に乗っていた被害者の友人Aと同じく友人B、被害者と同じ三列目に乗っていた被害者の友人であり恋人でもあるC、そして被害者の後ろに乗っていた黒ずくめの男DとE」
「でもそうなると全員セーフティーガードをして身動きがとれなかったから殺害できたのは被害者の隣に座っていた彼女だけになるよ」

しゃがんで新一の話を目暮警部と聞きジェットコースターに乗っていた人物をアルファベットで表した図を見ながら現時点で犯行ができそうなのは被害者の隣に座っていたCの彼女だとだと思う
犯行動機や証拠もないからなんとも言えないけど

「おい!!早くしてくれ!!オレ達ゃ探偵ごっこに付き合ってるヒマなんかないんだぜ」
「「!?」」
「ア、アニキ」
「…」

なに!?
この人の凍りつくような目!!
平気で何人も殺したような目よ!!
こ、この人はいったい!?
黒ずくめの怪しい格好をした銀髪の男が早く解放してほしいのかあたし達に怒鳴った
その男の目を見てあたしは思わず新一の服を掴む

「警部!!この女性のバッグからこんな物が!!」
「!?」
「う、うそ。私知らないわよこんな物!!わたし、わたし」
「「…」」

こんなあからさまに凶器がバッグから出てくるかしら、
警官の1人が目暮警部に凶器を見つけたとバッグを見たらそこには布に巻かれた血まみれの包丁が出て来たのに対し被害者の女性は否定する


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