「おい、大男!!そこにいるのはわかっている!!おとなしく出てこい!!」
大男のいる802号室についておじさんがその部屋を大きい音でノックし声をかけするけど反応がない
「ん?あ、開いてる…」
不思議に思ったおじさんが扉を開けると…
「「「「!?」」」」
「し、死んでる!!!?この臭いは青酸カリ…そうか、こいつ…自分のやった罪に耐えかねて自殺を…」
その部屋には息をしていない大男がいた
「じゃあ、雅美さんは…?」
「「!!」
広田さんの時計だわ…
やっぱりこの人、彼女の時計を奪って…
「「!?」
空のジュラミンケース…どうしてこんな所に…
「あ、警部殿!!実は広田建三殺害事件の犯人がですねぇ…」
「「!?」」
まって…同じ人物を捜していた一致しない2人の依頼者…
車で毎日同じコースをまわっていた広田建三さんの奇妙な行動…
そしてこのケース…
もしかしたら…
「ええっ!!広田さんが独身!?」
「「!!」」
「ーああ…娘なんかいやしない…それに奴は生まれも育ちも東京だ!!」
「そ、そんなバカな…」
そう…そうだったのね
よめたわ。この事件!!!
大男の死体発見からおじさんが警部と電話しているのを聞いて、徐々に事件の全貌がわかってきてあたしと新一は顔を見合わせていた
→あとがき