FILE.15
「ねー…まだなの博士!?早く充電してよ」
「まあそうせかすな!せってもよい結果はでんぞ!!」
「でも、早くしねーとよ〜!」

殺されてないかもしれないにしろ、早くあの大男を見つけないと広田さんが危ないのよね…
博士の家で充電をしているが結構時間がかかるために焦り気味なあたし達を博士がなだめる

「君らは昔からそうじゃのー…普段落ち着いてそうな望君もじゃ…いくら頭がきれても落ち着いて行動せんと一人前の探偵とはいえんぞ!!ほれ、覚えとるか?この前おこった10億円輸送車強奪事件…」
「あの三人組の…」
「不用意に犯人をとりおさえようとした警備員が1人殺されておる…犯人をあまくみた結果じゃ…だいたい、君らの体が小さくなったのもおもしろ半分に事件に首をつっこんだからじゃろ?」
「そ、そうだけど…」
「う…」

博士のいうことに反論できないのが悔しいわね…
元はといえば新一をこんなことに巻き込んじゃったのあたしだから…
説教をされて反論できず、黙って話を聞く

「今回の事件もただの人捜しから殺人事件に発展しとる…なめて2人で動くとまたえらい目にあうぞ!!」
「でも、あのおっちゃんを連れてってもね―…」
「微妙だわ…」
「冷静、沈着、かつ慎重に…これが君らの好きなホームズじゃろ?」
「わ、わかったよ…」
「…はいはい」

でも、博士のいう様にいないよりはいいかもしれないわね
追跡メガネの充電が終わって、渋々おじさんを大男捜しに連れていくことにした


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bkm
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