FILE.14
「よーし、待ってろ蘭!!今とっ捕まえて雅美さんの居所を…」
「え?」
「え〜っ!!」

さ、さすが蘭…
サングラスをかけた人を追いかけようとしたら、蘭は窓から飛び降りてその人物に近寄った
あたしはそんな芸当できないから普通に追いかける

「どこなの…?雅美さん、どこに連れてったのよ!?ま、まちなさい!!」

ちょっとちょっと…
蘭から逃げようとするサングラスの男は車で逃げようとしたが…

「あ―っ!!」
「アアアア」

彼女の得意の空手で車の窓ガラスを割られてあっけなく捕まってしまう

「捕まえたわよ。お父さん!!」
「おーし、でかした!!犯人自ら出向いて来るとは、いい度胸だ!!オレに挑戦してるつもりか!?」
「は、犯人だなんてとんでもない!!」
「じゃあ何だ!?何者だお前は!?」
「あ、あなたといっしょです…」
「なんだとぉ―!?」
「探偵なんです。私も…」
「え?」
「ひょっとしたらあなたも私と同じ依頼を受けたんじゃないかと気になって…」
「同じ依頼?」
「ホラ、広田さんを捜してくれという…私はこの男に頼まれたんです…」
「んー?」
「「!?」」

こ、この人は!?
探偵と名乗る人物が出した写真を見るとそこにはパチンコ屋でぶつかった大男が写っていた


→あとがき


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