FILE.13
「ずっと…ずっと、捜してたのよ…お父さん!!お父さーん!!」
「「「「…」」」」

広田さんのお父さん、凄く驚いてるわね…
アパートの階段から降りて来てゴミ袋を落とし、驚いている広田さんのお父さんに広田さんは泣きながら抱きついている

「いろいろお世話をかけました…」
「広田さん。こんなにかわいい娘さんを悲しませちゃいけませんよ…」
「たっぷりいい訳してもらうからね。お父さん!!」
「フッ、オレにかかればこんな依頼…チョロイもんだぜ!!」

てめーは何もしてねーだろ?
活躍したのはおじさんじゃなくて蘭なのになあ…
蘭が見つけたのにまるで自分が広田さんのお父さんを見つけ出したかの様にいい張っていた。いつものことだけど

「「「ん?」」」
「なんだあいつ…」

広田さん達と別れて帰ろうとした時、サングラスをかけた“いかにも怪しそうな人”があたし達の視線に気づくとどこかへ行ってしまった

→あとがき


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bkm
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