FILE.13
「また何か作ったら呼んでくれよ―!!」
「暇な時に遊びに行くから!!」
「おお!毛利君によろしくなー!!」

阿笠博士に新しいメカを貰った後、あたし達は毛利探偵事務所に帰っていく

―…

「お願いします、探偵さんわたしの父を捜してください!!」
「は…はい…」

あたしと同い年ぐらいの子かしら…
毛利探偵事務所に帰ってくると同い年ぐらいの眼鏡をかけたおさげの女の子が父親を捜して欲しいと依頼している

「東京に出稼ぎに来てた父がこの1か月間行方不明なんです…働いていたタクシー会社も辞めてしまっていて…警察に捜してもらったんですが、全然見つからなくて…」
「それで私の所へ…」
「ハイ…高校を休んで山形から捜しに来たんです…もう探偵さんしか頼む人がいないんです!!」
「わかりました…ひきうけましょう!!」
「これが父の広田健三です…身長は170cm、年齢は48歳です…」
「この猫は?」
「それは父が飼っている猫で名前は“カイ”です…父は猫好きでほかにも“テイ”と“ゴウ”と“オウ”の3匹を飼っています…」
「なるほど…猫と暮らしていた訳ですな…クセか何かないんですか?」

猫好きねえ…
にしても今回はあたし達の出る幕じゃないわね…
人捜しは殺人と違って犯人を捕まえることなどしないから恐らく博士に貰ったメカは使わないだろうな
せっかくのメカを使う出番がなさそうであまり気が乗らないなんて思いながらも彼らの話を聞く


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bkm
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