※桜唄、愛眠その後。
二人で遊園地に来たようです。
会話文ばっかり。



「お、沖田さん…」
「ん?」
「本当にあれ乗るんですか…!?」
千鶴が指差す先にはジェットコースター。千鶴はそういった類の物が苦手なわけではない。しかし、今まさに乗ろうとしているものはいつものとは桁が違う。
まず落ちる部分の角度が半端ない程に急だ。それが六回ほど。それに付属して宙返りが三回。
絶対死ぬ……!!
「何、千鶴ちゃん。さっきの言葉は嘘だったの?」
「え、あ、いや」

遡ること一時間前。
「沖田さん!!ニッキーです!!」
「そうだね」
「すごく可愛い…!!」
ギューッ(抱きつき)
「………」
「沖田さん、写真!!写真撮ってください!!」
「……いいけど、君も僕の言うこと聞いてね」
「?はい、分かりました!!」



「確かに聞くとは言いましたが、その、これは…」
「ふぅん。千鶴ちゃんは簡単に約束を破るような子だったんだ?そんな子にはお仕置きかな」
「………!!乗ります!!乗らせて頂きます!!」
「じゃあ、行こうか」


三十分後。

「(し…死ぬ…!!)」
「あはは!!千鶴ちゃん可愛かったよ。僕にしがみついて」
「あ、あれは…!!」
「僕としてはあのままずっとしがみついていてくれてもよかったんだけど」
「も、もう大丈夫です!!次行きましょう次!!」
「(顔真っ赤で可愛いなあ…手、繋いだままなの気付いてるのかな)」






090201/有海

此処まで御読み下さり、有難う御座いました!!
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