※アイランド設定かもしれないなんかひっついてる狛日


1.どうしてこうなった、と腰に巻き付いた腕をぺしぺし叩きながら日向はげんなりとした顔をする。肩口に埋められた顔がぐりぐりと左右に動く度にふわふわの髪が頬を撫でて擽ったい。俺は採掘の息抜きに本でも読もうと思って図書館に向かった。途中で狛枝に会って一緒に行ってもいいかと聞かれたから、特に断る理由もなかったし一緒に来た。で、この状況である。実質椅子に座っているのは狛枝であり、日向はそんな男の膝の上に抱きしめられる形で座っている。なんかこれ変じゃないか。「狛枝…これは一体どういう…」「日向クン充電中」「は?」「ああごめんボクみたいなゴミ虫に触れられることすら普通は嫌だよね、本当にごめん。きみのような輝く希望をボクみたいなゴミ虫ごときが触れていいわけなかったよね。ああ…こんなことをしてこれからボクにどんな不幸が訪れるのかぞくぞくするよ!」「いや、そこまでは言ってない。しかもそこまで言う割には離す気ゼロだなお前」
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