あの子を攻略する方法 | ナノ



  04


紗月ちゃんと手を繋いで移動する。
正直に(心の中で)言わせて貰おう。

紗月ちゃん可愛いんですけど…!!

なにこの子生物兵器?最終兵器?ラストウエポン?
ってぐらい可愛い。
とにかく可愛い。

朝も私服可愛いし、髪の毛を真ちゃんにやってもらった(腹抱えて笑った)らしくふわふわしてていつもと違う印象。
しかし一番可愛かったのは俺を見つけたときだ。めちゃくちゃ笑顔になってこっちに走ってきてくれた。
抱き締めたくなる衝動を抑えるのに必死だった。さすがに人の多いところでしかも彼女でもない女の子にそんなことをしたら俺絶対逮捕される。

あと手繋いだときの反応。
だめじゃないけど、と恥ずかしげに言う紗月ちゃん可愛い。
ほんと可愛い。
俺ここまでほぼ可愛いしか言ってないけど可愛い。

しかし紗月ちゃんの可愛さはまだまだ止まらない。
カーディガンを見つけたときの反応。
きらきらした目でカーディガンを手にとっていた。
まるで小動物だ。可愛い。

でも今のとこ今日イチで可愛かったのは試着室に入る前だ。

俺の好みを聞かれ、紗月ちゃんならどっちでも似合うと思うけどなーと思いながら黒と答える。
ついでにどっちも着てみれば?との提案もしてみたわけだが、紗月ちゃんは黒でいい、と茶色の方は畳んで元に戻していた。

えっなにそれ、俺の好みに合わせたの?えっ俺のこと好きなの?えっ、ちょっと誰か詳しく説明してよ!

紗月ちゃんは足早に試着室の方へ入ってしまい聞く間もなかった。

「反則だろ今のはー…!」

ほんと紗月ちゃんが可愛すぎて息が辛いです。

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