「燐…痛い…?」「っ、へ…き…」内臓を押し上げる圧迫感に 燐は息をすったり吐いたりして胸を上下させる。全く痛みが無いわけではない。むしろ 痛い。だけれど、こうして漸くしっかり想いが通じあった志摩をがっかりさせたくなくて、嘘をついた

「…せやけど、苦しそうやし「い、いいからっ…」苦しげな顔を志摩に見せたくなくて、彼の首に腕を回して、胸に顔をうずめる。「…り、ん」「お願い…続け…て」息をすったり吐いたりし過ぎて喉がからからで。それでも、心は堪らなく志摩を求めている。


やめてほしくない…そう思って、痛みと圧迫感に必死で耐える。…志摩から心配するような雰囲気を感じたが、誤魔化すように腕に更に力をこめた。「…、分かったわ…せやけど、辛なったら言うて…?燐に無理はさせたない」「…ん…」

志摩は燐を安心させるように、首筋に軽く口付けを落とすと、挿入を続けた。「…っ!」ず…、と身体に熱い物が内壁を拡げながら入ってくる感覚にひきつった声が出そうになって 思わず志摩の肩口に噛みついてしまった

「…り、っ…」「…ぁ………」ごめんと謝りたいのだけれど、頭が真っ白になって、なにも考えられなくて。志摩の肩に噛みついていることにまで頭が回らない
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