静かに燐から零れた言葉。「おん…」早鐘のように打つ胸がうるさい。顔が火照って熱いけれど、それは燐も同じみたいで。初めてのことに不安に揺れる瞳を廉造に注いでいる。燐のシャツのボタンを一つずつ外すのさえ恥ずかしくて、自分が情けない。

シャツのボタンを半分外した隙間から、志摩は手を侵入させ、磁器のような肌に指を這わす。燐が眉根をきゅっと寄せ、「れん…」と熱の籠った息と共に吐いた。そんな顔をされたら…止まらなくなりそうだ。

「ん……ッ…」堪らなくて白い首筋に噛みついて、痕を残す。痕をぺろりと舐めた志摩に燐は唇を震わせる。「れん…ぞ…?なに…したんだ…?」「ん…?燐は俺の恋人やってゆー印や」低く囁いてから唇は首から下へとおりる

「ぁ…ゃ……、れん…ッ」「燐……、っん…かいらしわ」突起に軽く歯を立てて甘噛みして、舌で転がしながらまた吸って。片手で片方の突起を弄りながら続ける。燐は胸が弱いのか顔を朱に染めて熱い息を吐き出し志摩を瞳に写した。


「ん…ッ…」「燐…」燐のズボンのチャックを下ろしながら突起に舌を這わせる。燐の身体がぶるりと震えて、それを楽しむかのように志摩はくすりと笑った
「ぅ…あ、は…、」「燐…、ええ?」燐の布越しに主張を始めているそれに触れてやる。「う…、うん…」初めてだし、やはり不安だろうがそれは志摩も同じだ。男を抱くのなんて初めての経験だった。






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