「…っ…堪忍…燐…。ちょお、我慢できんくて、っ…」「…ん…。平気…」胸に摺りよりながら呟く燐。どうしよう…顔が、熱い。「…あの…燐…」「……終わり、なのか…?」「っ…!」誘うように眉根をきゅっと寄せる燐。そんな表情するなんて…狡い…。

「続き………して、えぇの…?」どくんどくん煩い心臓に耐えながら、小さく息を吸って燐の瞳を覗きこむ。燐は口を真一文字に結んでこくりと頷いた。あぁ…鼓動が煩い。壊れてしまうんじゃないかというくらい、胸が痛かった。
「燐…好きや…好き」頭がぼうっとして、喉がからからに渇いている。熱のせいだと言い訳して、燐の唇を奪い、舌を絡めた。「ん…ぅっ…は…、」熱の籠った湿った息が顔にかかる。志摩は燐の存在を確かめるように何度も何度も口づけた

「れ…んっ………、は…、」「燐…あい…しとる…」燐の口の端から溢れそうになる唾液を舌で舐めとって、舌を吸い上げて上顎をゆっくり舐め上げる。燐の身体が小さく快感に震えたのを感じて、志摩は燐の身体へ手を伸ばした

ベッドへと促せば、燐は志摩の腕に引かれるまま、ベッドへと沈む。唇を離して燐の瞳を覗きこんだら、蒼い光の散った、水の膜の張った瞳とが合って、一気に気恥ずかしさが頭を占めてきて、志摩は赤くなる。「ほ…ほんまに…ええんやね…?」


「い…いいって…言ってんじゃんかよ…」「…せ、せやけど…」「……、やっぱ…嫌んなったのか?」「そんなっ…!そんなことあるわけあらへんやろ!」だって、ずっと想い続けてきて、やっと想いが通じあったんだから。「……、じゃ、…抱いて…?」






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