「ガールズトーク」
ア「遊星、ちょっと休憩しない?」
遊「そうだな、もう何時間も続けて勉強してるからな」
ア「そうだ遊星、占いって興味ある?」
遊「いや?あまり意識したことないが…」
ア「今ね、女の子の間で有名な占いの本があるの。これなんだけど」
遊「その本がどうしたんだ?」
ア「この本に書かれてる占いね、百発百中で有名なの」
遊「そうなのか?」
ア「全部読んだわけじゃないんだけど、私も当たったのよね」
遊「どんな占いがあるんだ?」
ア「そうねー……あ、これなんかどうかしら。遊星、クロウを思い浮かべてみて」
遊「ん?うん」
ア「クロウを思い浮かべたとき、同時に何色を思い出す?」
遊「ん……やっぱりオレンジだな」
ア「成程ねー…当たってるんじゃないかしら?」
遊「どういうことだ?」
ア「オレンジ色は、その人の人間的な優しさや温もりを表してるんですって。クロウはそのまんまじゃない?遊星に対しての包容力は凄いし」
遊「確かに…合ってるかもしれないな」
ア「それから…、遊星左手見せて?」
遊「うん」
ア「………」
遊「ど、どうだ?」
ア「……遊星、本当貴方って恵まれてるわよね」
遊「え?」
ア「多分、今付き合ってる人…クロウが運命の相手よ」
遊「えぇ!?///」
ア「それに、金星帯がある」
遊「金星帯ってなんだ?」
ア「簡単に言えば、この線がある人は、異性に好かれやすいってことよ」
遊「へぇ……」
ア「遊星、きっと幸せになれるわよ」
遊「……当たってたらいいな」
ア「良いことだけ信じてればいいのよ、こういうのは」
遊「まあ…アキが言うなら…」
ア「……よし、予定を変更しましょう!」
遊「え!?いきなりどうしたんだ!?」
ア「遊星が可愛いから、買い物に行きましょう!」
遊「理由が意味分からないぞアキ!」
ア「ほら早くっ!また可愛い服選んであげるから!」
遊「い、いやでも勉強は?!」
ア「クロウを惚れ直させる洋服を選んであげるから!」
遊「!!行く!」
ア「一途な遊星も可愛いわよ!」
ク「…………」
JA「どうした?微妙な顔して」
ク「変な予感がした」
JA「意味が分からん」
[ 48/211 ]
[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]