「見逃さない」








『見逃さない』








ク「ゆうせぇー(ガバッ」


遊「ん、どうした?」


ク「いやー、なんていうかさー…春って眠くならねぇ?」


遊「気温が暖かくてポカポカしてるからな、眠くなるのは仕方ないだろう?」


ク「そうなんだけどよー…あぁ、眠い(スリスリ」


遊「クロウ、くすぐったいぞ」


ク「んー……、ん?」


遊「?どうした?」


ク「……お前…痩せた?」


遊「………何で分かったんだ」


ク「痩せた…のか?」


遊「一応…体重が4キロほど減ったが…」


ク「バカ!それ以上痩せてどうすんだよ!逆に不健康だろ!」


遊「そ、そんなこと言われても…」


ク「どうせ遊星の事だ、徹夜しまくって飯もあまり食ってないんだろ!」


遊「うっ…そ、それはだな…」


ク「図星なんだろ?そうなんだろ?」


遊「………その通りです(ボソッ」


ク「全く…お前はもう少し自分の体調管理をだな…」


遊「く、クロウっ説教はいいからっ…その…今日からは生活環境を見直すから…」


ク「本当に?本当に見直すか?」


遊「ほ、本当!クロウに言われれば…本当にする」


ク「なら、いいんだけどよ」


遊「でも…何で分かったんだ?触るだけじゃ普通分からないだろう?」


ク「だって、遊星の事はいつも見てるから」


遊「見てるから?」


ク「そ、見てるから。お前の変化なんてお見通しだっての」


遊「……クロウには隠し事もできないか」


ク「隠し事でもあるってか?」


遊「あるわけないだろ?クロウに隠し事なんてしないよ」


ク「遊星、本当素直で可愛いな」


遊「……っ、クロウだって…カッコいいくせに…///」


ク「うぉ…今のキた…(ガバッ」


遊「ちょっ、クロウっ///」


ク「なぁ、保健室いかね?」


遊「うぅっ…///せ、責任取ってくれよ?///」


ク「もちろん、当たり前だろ…(チュッ」


遊「うー…っ///」










鬼「いつも通りだな」


JA「昼間で保健室コースだな」


鬼「週2でこんなことになってねぇ?」


JA「春は発情期の季節だからな」


鬼「獣かよ…」


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