かけすぎは良くありません
ゲンさんとデンジ
ぐぐぐっと音が鳴りそうなほどデンジはゲンの背中に寄りかかる。当人、別に意図があってやっているわけではない。
「デンジ君、雑誌が読めないんだけど・・・」
しかし寄りかかられ背中から圧迫を受けるゲンはたまったものではないといった風に零す。
「いいだろ。疲れてんだ」
少し怠そうに言われ、ゲンは言葉に詰まる。しかしいつもここで流されているゲンは一拍置いてから立ち上がる。
いきなりの出来事に対応できなかったデンジはバランスを崩し背中から床にぶつかり、蛙のつぶれたような声を漏らした。
「人に迷惑をかけ過ぎちゃいけないんだよ」
ゲンは仰向けのデンジに指を立てながら言い放った。
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移転してからゲンさん要素が消えてることに気づいた
やっぱりいちゃつくよりほのぼのが性に合う