ss | ナノ

君へ送る気持ち *



主♂N



もし、もしも、時が戻せるなら君は何を願う?

ねぇ‥‥  、聞こえてるかな僕の声。


苦しそうなポケモンたちの声を耳にして耐えられなくなりそうになりながら、走っていく。目の前の少年たちはチェレンやベルに託された思いを握りしめているんだろう。

僕はこの2年間で、人を知った。2年という長くも短くもある時間の中で、ただ君を思いながら過ごしていた。
帰ってきたイッシュに君はいなくて、君という痕跡を求めて回って、彼らと出会った。君みたいなその姿に、鼻がツンとして君への気持ちを再認識した。


この先にいるのはきっとゲーチスで、ゲーチスをああしてしまったのは僕という稀有な能力を持った存在がいたからなのかもなんて、自責の念に駆られて、けどはっきりしてることはある。


「僕はあなたを絶対許さない」

全てが終わった先で、君は待っていてくれるだろうか。光りの先で両手を広げて僕を受け止めてくれるだろうか。

あの日見た、観覧車からの夕焼けを君と一緒にまた見れるだろうか。


お願いだから‥‥もう二度と触れられない場所になんて行ってしまわないで。僕はただ君と、君とただ‥‥‥




馬鹿を言ったりして些細な幸せをかみしめたいんだブラック。



******
BW2軸のゲーチスとの対戦前を妄想するだけの簡単なお仕事


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -