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出会いは御曹司の紹介で



ダイヤとN



リゾートエリアでダイヤがポケモンの技を磨いていたとき、近くにギラティナのような気配を感じた。
それが気になって様子を見に行くと、そこにいたのは彼女と同じくらいの青年だった。

黄緑の長い髪が風に揺れる。その姿はまさに自然と一つというにふさわしい。

ハードマウンテンからバトルフロンティアの方向を見回していた目と、視線が交じり合った。

「え?」
「‥‥‥‥えっと、こんにちは」


ぎこちない挨拶だったが、ダイヤにはそれでいっぱいいっぱいだった。
黄緑の青年の後ろに佇む巨大な影がダイヤを睨みつける。

まるで、彼にふれるなというように。


そばにいたレントラーが低くうなりをあげる。こちらも、ダイヤに手を出せば許さないと言っているようだった。

「あ、あの」


長い緊迫した沈黙を破ったのは黄緑の青年だった。

「あの、ダイゴっていう人に勧められて、リゾートエリアって‥‥」
「‥‥‥‥ダイゴさんの仕業か」

おろおろとした様子で話す青年は別荘の元オーナーの知り合いらしく、ダイヤはため息をこぼした。
そのため息を呆れととったのか、青年は苦虫をつぶしたような顔をしながらきびす返そうとした。



「ごめんなさい、あなたに向けたため息じゃないの。
私はダイヤ、ダイゴさんは私とあなたを会わせたかったんだと思うわ」

だから、ひとまず別荘に帰りましょう?いろんなことを聞きたいし。



*****
ダイヤとNの出会い編
最初にホウエンにいってシンオウに来たのは事件から三ヶ月後くらい


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