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遊びにきたよ!



放浪組がBWのシナリオに滑り込んだようです


「というわけでイッシュだな」
「イッシュだね、とりあえずアララギ博士にお使いの品を届けよっか」

地図を手にダイヤはファイアのボーマンダに指示を出す。血の気が多いものが多いボーマンダだが、必死に頭をふる様は、しっかり理解しているんだろう。

よしというかけ声にファイアとダイヤはボーマンダの背に乗り、ボーマンダはイッシュの空に飛び立った。



「隣町、ですか?」
「はい、博士は新人トレーナーと一緒に隣町のカラクサタウンに」

研究所についた二人は顔を見合わせる。フィールドワークが好きなオダマキ博士を思い出させる言葉だ。

「直接渡さなくてもいいし、じゃあ私達隣町まで行ってきます」
「博士に荷物を置いてきたって言えばいいですよね」
「はい、またなにかあったらご連絡ください」

助手の人たちに会釈をしながら研究所を後にする。二人は街をでて一番道路を歩く。

草村では文献でしか見たことがないポケモンにが走り回る。


「懐かしいね」
「ああ、マサラタウンの閉鎖的街並みは最早伝説だな」

お互い初めて歩いた道を思い出して小さく笑みを漏らす。
あの時はああだった、この時はこんな感じだったとはなしていると、前から賑やかな声が聞こえてきた。

そこにはボールを片手に一斉にポケモンを捕まえようとする二人より少し下の子供が四人いた。

「やったー!ヨーテリーゲット!」
「私もゲットしたよー」


はしゃぎ回る子達にダイヤは話しかけた。

「ねぇ、あなた達アララギ博士をしらない?」
「博士?博士ならこの先のカラクサタウンにいますよ」


メガネをかけた少年が代表して答える。生真面目そうな少年は、どことなくいとこの友達を思い出させる雰囲気を持っていて、ダイヤは思わず目を見張る。
ファイアも何となくダイヤが思ったことと同じ事を思ったんだろう、少し溜めてから言葉を口にした。

「そっか、呼び止めて悪かった、頑張れよ新人」
「頑張っていつかバトルしようねー!」

ダイヤもそういって先に進んだファイアの後に続く。後ろから偉そうとか聞こえたが、こればかりは二人にはどうしようもない。


「あいつ、いつか上に立つな」
「うん、資質があるね」


あの中で唯一黙っていた茶髪の少年を思い出す、世界と少し離れたような佇まい。
まっすぐ見据えた先にはきっと。

「登ってこい、頂点に」



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強さ的には
レッド≒ダイヤ>ファイア>ブラック
経験はものを言う、ダイヤは置いといて


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