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プラチナ×ダイヤ



「ねえ、プラチナ君」

「どうかした?」


時間が時間なので眠い?と聞けばダイヤちゃんは首を横に振った。



なんでダイヤちゃんが僕の家に泊まっているかはダイヤちゃんの横で眠っている妹が原因だったりする。



今日の昼頃に久しぶりにダイヤちゃんがマサゴを訪れた。

ポケモン図鑑の調子が悪いらしくて博士に見せたらコードが切れかかっていたらしい。


機械専門の研究員さんに明日には修理し終わってると言われフタバに帰ろうとするダイヤちゃんを妹の熱烈な誘いによって僕の家に泊まることになったのだ。



別にまた明日会えるのに‥‥

妹にそう思う反面ダイヤちゃんと会えるのも実に2ヶ月ぶりでこうやって夜まで話し込めるのはとっても嬉しいし楽しい。


妹が寝て一時間ほどたったころ、冒頭の会話になった。


「プラチナ君の被ってる帽子とかマフラーってどこで買ったの?」

「うーん」


予想しなかった質問に腕を組んだ。

たしか母さんと一緒に買いに行ったんだけど、どこで買ったんだっけ‥‥


「ヨスガの店だったと思うよ?」

「え!?もしかして看板、大きなモンスターボールじゃなかった?」


いきなり大声をあげたから妹が身じろぐ。ダイヤちゃんは小さくゴメンと呟き、妹の頭を撫でる。

いいな、こんな姉妹みたいな感じを見るのも、ってそうじゃなかった。



再び腕を組み直して店の看板を思い出す。

店の上の大きな看板を思い浮かべた。



「うん、あの帽子にプリントされてるモンスターボールの看板だったよ」

「へー、やっぱりそうなんだ」


そう言ったダイヤちゃんは嬉しそうな顔をして離してくれた。



「私の帽子とマフラーもそのお店で買ったの、他にも図鑑にポケッチに旅の目的も一緒」


そう続け、最後にとびきりの笑顔をうかべた。




お揃いだね!
やっぱりパールになんて譲れない



fin.



20110330修正







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