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デンジ←ゲン



はじめて会ったのは勝負所だった。

ダイヤが間に入って私達2人ははじめて喋ったのを覚えている。



「はじめまして」

「‥‥‥よろしく」


そんな挨拶だったはず。


それでもダイヤと話してるときの輝いた顔を見ていたらだんだん気になりだして、でも私自身が彼と仲良くなれるか不安だった。

そんな思いは杞憂に終わったのだけれど。



物静かな彼はナギサジムのジムリーダーなのだ。勿論バトルになれば激しく感情を露わにする。


あの時もお互いにしのぎを削り彼はこういった。


「あんた強いな」



少し微笑んだその顔を見たとき気づいた。




私は彼に好意を寄せていると。




それは許されることなんだろうか?許されないと思い何度も気持ちを否定しても会って軽く話をするだけで私の心は高鳴る。




想うだけでこうも辛くなるなんて
それだけ私は彼が好きなのだと何度も思い知らされる



fin.



20110330修正







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