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ブラック+N



プラズマ団の事件の後。
ゼクロムとどこかへ行ってしまったNを即座にレシラムで追いかけて、考えが決まったらカノコタウンに来るように言ってから少したった。


カノコタウンの僕の部屋に今Nと二人でいる。


Nはあの後ジムリーダー達や傷つけた人たちを訪ねて謝罪して回っていたらしい。
そのあとゼクロム以外のポケモンをボックスに預けてカノコに来たと話していた。

家の前にいきなりゼクロムが来たのは焦った……


そして僕に真剣に考えを伝えにきた。


『僕がしたことは何度考えても許されないことだ。
だからこそ、もう一度始めたい。

ポケモンとトレーナーと向き合って旅がしたいんだ』


僕はNが考えたならそれでいいと言ってアララギ博士にその旨を伝えると安心したような表情を浮かべた。

『新しく積み重ねて、今まで知らなかったことを知りなさい。
あなたにはこのタマゴを渡すわ。そのタマゴが孵った時、旅に出なさい

別に急がなくてもいいのよ』


そうして優しくNをなでていた。
Nはもらったタマゴをギュッと抱きしめてそれを受け入れてた。


で、現在僕の部屋にいる理由はここにある。
タマゴが孵ってから博士がいろいろ荷物くれるって言うから僕の部屋に泊めてる。

チェレンとホワイトに猛反対されたけど、それを何とか納得させて(ホワイトに関しては無視したけど)Nはここにいる。


今はタマゴの様子を記録してまだかと待ちわびてる。



僕としてはNだけで旅をさせるべきだと思うんだけどアララギ博士が険しい表情でお願いしてきた。

『ブラック、あなたはNについて行きなさい。
まだ七賢人が捕まっていないしゼクロムを狙う人間もNを怨む人もいるはずよ。

Nだけじゃその現実に押しつぶされるかもしれない、だからあなたがそばで支えなさい』

博士の言うことも一理ある。だからタマゴが孵ったらNと旅に出る。




城にあった部屋は確かに幼くて見ていると悲しみが込み上げてきた。



この旅でNは成長するんだろう。
幸せなポケモンとトレーナーと触れ合って、バトルして……

自分の考えの間違いを知らしめられて壊れかけても大丈夫。




仲間が君を守ってくれる
今度は人もポケモンも助けてくれるよ


「ブラック!!タマゴが・・・・!!」
「孵った!チラーミィね・・・名前どうするの?」
「え、そのままじゃ駄目かな」
「それがNの考えなら僕は否定しないって何回も言ってる」
「そうだね。これからよろしくねチラーミィ」


((ヨロシクね!))



fin.



20100926完成→20110330修正







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