※帝光時代






「ヒマっスねー。キャプテン遅いっス」


「監督との話が長引いてるんでしょう。どうでもいいですけどあまり揺らさないでください、迷惑です」


「テツくん暇ならわたしといいことしよ!」


「桃っちその発言は誤解を招くっス!」


「黄瀬てめぇうっせえよ。寝られねぇだろ」


「お前ももう少しつめろ。というか何故こんな狭いところに固まってるのだよ」


「ミドリンがさみしそうだったから?」


「緑間っちがさむそうだったから?」


「分かった。黄瀬、コートの真ん中に立て」


「真っ向からの的宣言!!」


「こいつがフェミニストとか笑えんな」


「紫原くん、こぼしすぎです。掃除する方の身にもなってください」


「え〜。黄瀬ちんがやればいーじゃん」


「紫っちもヒドイ!」


「わめくなバカめ」


「あーバスケしてぇ」


「やりたいならすればいいじゃないですか」


「テツはやんねーの」


「場合によります」


「あ、じゃあ3on3しよっス! じゃんけんでチーム分け!」


「6人ってことはわたしも入るの?」


「さつきはムリだろ。つーかなんでそんな元気なんだよお前」


「えー、でも桃っちもやりたくない?」


「うーん…やってみたいけど、わたし選手としては素人だし…」


「よしやろうぜテメーラ。じゃんけんな」


「青峰くん突然やる気出しましたね」


「理由が見え見えなのだよ」


「え〜オレも〜?」


「紫っちもやろっス! でないと人数足りないし」


「グッパなグッパ」


「じゃあいくよー、ぐっぱー」






「…このチーム編成、新しいっス」


「随分偏った気がしますね」


「テツくん同じチームだね! よろしくね!」


「はい。決まったからには全力です、頑張りましょうね、桃井さん」


「か、勝てる気しねぇ…!」







「あーマジないわ。マジないわ」


「連呼するな鬱陶しい」


「予想してた中で一番最悪な組み合わせだろ、これ」


「…そこは同意するのだよ…」


「じゃ、頑張ってねふたりとも〜」








「3on3でハーフシュートはヒドイっス緑間っち!」


「うるさい黙れ」


「リスタートするよー」


「さつき線踏んでる」


「あ、ほんとだ」


「というか黄瀬くんが緑間くんのDFを抜かないと点入りませんよ、こっちのスコアラー君だけなんですから」


「そういえばレベルの衝撃事実!」


「んなにはしゃぎてぇならダブルチームしてやんよ。オレと緑間で」


「アホいうなー!」







「…めんどくさい…」
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