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付き合いたての2人並んで仲良く夕飯のお買い物。 今日のおかずは何にしようか、お前は何が食べたい?この前作ってくれた煮物おいしかった! 笑顔で告げられたメニューに、付随するやりとりを思い返してくすくすと笑う。ああそういえばゴマが切れてた、コーヒーも切れかかってたよなと聞けば俺は飲まないから知らないとつれない返事だった。あまり広くない店の中通りがかった棚からあれこれ足していって買い物は終わる。予定よりは買い込んでしまったなと一息つくと二つに分けられた袋を持っていかれた。1人でも持てるぜ?いーんスよ、はんぶんこ!何が楽しいのか先に歩き出した小さめの頭から鼻歌が聞こえてくる。 夕焼けの帰り道。踏み切りの音。赤く染まった世界が少しずつ黒ずんでいく。 ねえかがみっち。 聞き慣れた、ここ数日で聞き続けた声音は少し、固い。 「あと何回一緒にご飯食べられる?」 振り向いた笑顔は泣きそうだった。
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