×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -

船長が自分の心臓を取り出してまじまじと眺めてるところに出くわした。
どこぞの海賊団に動く骸骨がいるって話だが絵面的にはうちのがよっぽどホラーだ。

「なにやってんすか船長」
「近ごろ胸が痛くなることが多くてな」
「え、どっか病気なんですか!?」
「だったらまだ良かったが、異常はねェ。ただお前を見ると苦しくなる……意味がわかるか?」

含みのある言い方の船長に思わず居住まいを正す。
おれを見ると苦しくなるってことは、それはつまり。

「テメェ胸糞わりィんだよ死ねってことですか?」
「今この瞬間はそれで正解だ馬鹿野郎」

船長ひでェ。