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「#幼馴染」のBL小説を読む
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今日はドフィに午前中の予定がないと聞いていたので起こしに行くのをやめてみた。
これでもしドフィがいつもと同じ時間に自力で目を覚ましたり起こさなかったことに対して何も言われなければモーニングコールはやめようと思っていたのだが、昼になっても起きてこなかったうえ幹部たちにせっつかれて起こしに行ったら部屋の中が滅茶苦茶に荒らされているという異常事態。
鋭利な刃で切り裂かれたような傷は間違いなくドフィの糸によるものだが一体なぜ。
半壊したベッドの上で笑うドフィに困惑していると体が一瞬硬直した後ひとりでにドフィのもとへ歩き出した。
有無を言わさぬ勢いで深く口づけられそのままことに及んでしまったけれど、壊れたベッドのせいでドフィの肌に傷がついたりしたらどうするつもりなのか。
無茶をするのはやめてほしい。
終わった後怪我がないか全身をくまなくチェックしてすぐに部屋と家具を手配すると言うとドフィは久しぶりに機嫌よく笑っていた。
「明日からはちゃんと起こしに来い」と言われたので、おれのモーニングコールは必要とされているらしい。
よかった。