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ナマエ:Side


カランコロン
『いらっしゃいませ(ニコ)』

はい、皆さん はじめまして、
こちらは只今、朝方なのでおはようございますデス

「ナマエ君、モーニングセットお願い〜」
『はーい、今から作りますね〜』

はい、先ほど呼ばれた通り私の名前はナマエと言います。
町外れで小さな喫茶店の店主をさせて頂いてます。

「いやぁ、カイト爺さんもこんな良い子が来てくれて良かったネ〜」
「かかかカッ!まったくじゃわい!ワシが死んでこの店も終わりかと思うたが、まさかこーんな良い子が流されてくるとは!!!やはり【グランドライン】はなんでもありじゃな!!!」
「いやいや、まったく…ナマエ君も流されて来たのがココでよかったなぁ…どこよりも安全だぞ〜?なんせ、【海賊】がほとんどいねぇからな!この【マリンフォード】は」
『…えぇ、本当に平和ですね』

はい、皆さん聞きました?
【グランドライン】【海賊】【マリンフォード】…

もうお分かりですね?
はい…ここは某麦わら帽子の少年が旅をしながら暴れまわるお話に酷似した世界………の過去、のようです

私はあの平和な世界でも喫茶店の店主をさせて頂いてましたが、買い物をした帰りにトラックで引かれました…

まったく、どんなフラグですか…
あ、薄々気付いてたかもしれませんが私、オタクです。ちなみに雑食←
ノーマルから百合や薔薇までなんでもコイ!です。

そして、某麦わら少年の漫画も大好きでした…
読む分には←

おっと…脱線してましたね
引かれて死んだと思ったら、どうやらトリップしてたようです…
そして、この喫茶店のお爺さん…カイト爺さんに海で拾われました。
そして、そのまま養子にして頂きました。
ほんっっっっとうに、有難いデス!
感謝してもしきれないので、しっかりお爺さんの役に立てるよう日々頑張っております!



ぼーん、ぼーん…

おや?もう、9時ですか?
でわ、そろそろ あの方がいらっしゃいますね

カランコロン
「おォ〜、お邪魔するよォ〜?」
『あ!ボルサリーノさん!おはようございます(ニコニコ)』
「おはようォ〜…相変わらず小さいねェ〜ナマエさんわ〜(ニコニコ)」
『わ、私が小さいのでわなくボルサリーノさんが大きすぎるのです!』

はい!皆さんもお分かりの通りボルサリーノさん…大将黄猿です!
お若いですがね?
先ほども言ったとおり、どうやら今は漫画を現在とすると過去に当たるようです。

ボルサリーノさんの格好的に訓練生時代かな?

私は海軍ファンだったので、嬉しくて仕方がありませんがね!!!
ボルサリーノさんより、私の方が年上だと知った時はお互いびっくりしました…

…日本人は童顔なのです…ほっといて下さい…し、身長だって日本でわ平均なのです!…ち、小さくなんて…あ、ありません…(しゅん)


おっほん…
まぁ、ボルサリーノさんは私がお爺さんと代替わりしてから少し経ってから出会いました。
暇つぶしに散歩していて見つけたそうです(ニコニコ)
今でわ常連さんです。有難いですね〜

「ナマエ君〜何時もので頼むよォ〜(ニコニコ)」
『はいはい(クスッ)今日は機嫌が良さそうですね?』
「今日は訓練がお昼からだからねェ〜(ニッコリ)のんびり朝食が食べられるよォ〜」

ボルサリーノさんはご飯をゆっくり食べますからねぇ〜
モソモソ食べてる姿は可愛らしいので目の保養になります←

さて、ボルサリーノさんの朝ごはんを作らなくては!


*****


ボルサリーノ:Side

「おォ〜今日も美味しかったよォ〜」
『はい、ありがとうございます(ニッコリ)』

わっしの名前はボルサリーノ
最近の日課はこの少し小さな喫茶店に通うこと…

理由はナマエさんに会うため

先生にシゴかれて不貞腐れて、散歩してたら、見つけた小さな喫茶店
ちょっと喉を潤すのにはいったらナマエさんに出会った

いやぁ…まったく一目惚れってあるんだねェ〜

不貞腐れて荒んでた気分もナマエさんの笑顔で全部吹き飛んじまったよォ〜

いつもながら、笑顔が可愛いねェ〜
こう見えて、わっしよりも年上なんだって…いやいや、見えないよ…

身長のことでからかった時も上目遣いで少し涙を溜めて…

…これ以上、思い出したら大変なことになるねェ〜…あの時も大変だったけど…

まぁ、あ…年上なんだな…って感じることはあるよねェ〜

ほら、また…

『はい、お会計』
「おォ〜…ナマエさん、割引きはわるいからいいって言ってるでしょォ〜?」
『ふふふ…まだ訓練生でお金に余裕があるわけじゃないんですから、甘えておきなさい?』
「はぁ…ナマエさんには敵わないねェ〜」

まったく…いつもは可愛らしいのにこうゆう時は男前なんだから…
たちが悪いねェ〜

『あ!…ほら、コレ、持って言って下さい!お昼から訓練なんですよね?頑張ってくださいね』
「…いつも、ありがとうねェ」

ナマエさんの手作り弁当…
今日はついてるなぁ〜


*****



午後…
ナマエ:Side

カランコロン
『いらっしゃ…あれ?サカズキさん?珍しいですね…こんな時間に…』
「…訓練が早うに終わっただけじゃ…来たらいけんのか…」
『いいえ、まさか!珍しいなぁって思っただけですよ(ニッコリ)』
「…コーヒー」
『はいはい、只今』

うわぁ、今日はサカズキさんも来た!ついてるなぁ


*****


数時間後…
ボルサリーノ:Side

カランコロン
「お邪魔するよォ〜…?あれぇ?サカズキ?なんでココにいるんだぁい?」
「なんじゃ、お前こそ…ワシがココにおったらいけんのか」
「別にそんなんじゃないよォ〜…」

なんで、ココにサカズキがいるんだぁい?

『はい、サカズキさんお会け…あ!ボルサリーノさん、いらっしゃいませ!気付かなくてスミマセン!!」
「別に構わないよォ〜」

『あ、はい、サカズキさんお会計ですよ』
「…いつも言うとろうが…ちゃんと払うと…」
『だから、いつも言ってるでしょう?コレはサービスだって(ニッコリ)』


あ…サカズキにもやってるんだ…
わっしだけじゃなかったんだねェ…


「ナマエ君ー!コーヒーのおかわりお願い!」
『はい、今、行きます!』



「ボルサリーノ…お前何を突っ立っとるんじゃ…なんぞ、用があるんとちゃうんか…」
「あ…お弁当…」
「弁当…?」
「いつも、朝に来るとお弁当持たせてくれるでしょォ〜?」
「…儂は一度もありゃあせん」
「へ…?」


サカズキはもらってない?




カランコロン…
『サカズキさん、ありがとうございました!』


『…ボルサリーノさん?』
「…ねぇ…ナマエさん〜?お弁当持たせてくれてるの…わっしだけなのかぁい?」
『へ?…
あれ?確かにボルサリーノさんにしかしてないですね?あれ?』
「ふーん…」


わっしだけ…

『あれ?ボルサリーノさんなんだか楽しそうですね?私なんか変なこと言いました?』
「別になんでもないよォ〜」


ナマエさんは無自覚なんだねぇ〜
まぁ、ゆっくり自覚させればいいかぁ…
もし、わっしの勘違いでも…


その時は、振り向かせたらいいだけだしねェ?


覚悟しといてねぇ?ナマエさん…











ナマエ『ゾゾゾ!??…あれ?なんか変なフラグが立った気が…』




無自覚な者と自覚がある者