×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -

【OP】今度こそ友達のままでいようと思ってる元ヤリチン主人公ともう一回セフレになりたいマルコ@現代転生

女とヤルのに飽きたから。
そんな最低な理由をつけて冗談めかして誘ったダメ元の「お試し」にさして迷うそぶりも見せずに頷いたマルコはきっとヤリチンなおれに見合うビッチだったんだと思う。
真面目で責任感が強くて頼りになって、でも実は意地っ張りで、ほんの少し臆病なところがあるマルコ。
ベッドの中では色気たっぷりに誘ってきたり、かと思えば生娘のように恥じらう瞬間があったりと大変素晴らしい演技力でおれを翻弄してくれたマルコ。
本当は心の底から愛していた。
でもセフレ関係を「後腐れもないし気楽でいいよい」なんて言われてしまったらおれも笑って「そうだよな」とか肯定するしかなくて、身体を重ねることが幸せで心が得られないことが辛くって自分から始めた関係の息苦しさに毎日毎日死にたい気持ちで一杯だった。

「この程度の傷、わざわざ能力使うほどでもねェよい」

そう言ってセックスの時につけたエグい噛み痕を治癒せず放置した結果マルコの肌に一生モノの痣ができたと知ったとき、おれは死んでもいいと思った。
マルコは気にしていなくとも噛み痕というのはこれ以上ないほどの立派なマーキングだ。
マルコはおれのものだという痕をかの不死鳥に刻み込むことに成功したのだから、もう今生で望むことは何もない。
――願わくば『次』は道を間違えることなく、真っ当に彼の心を得たいものだ。

***

そんな感じでマルコとセフレやってて戦争編でさくっと死んだヤリチンクズ主人公と実はセフレになる前からずっと主人公のことが好きで「重い」って思われないように主人公好みのビッチを演じ続けてたマルコが現代に転生して大学で出会う話し。
両方記憶持ちだけど主人公は今度こそ清く正しい友情を築くためにと前世のことは忘れたふり。
前世で主人公が「女に飽きた」って言ってマルコに手を出してきた経緯があるから今度も同じようにして女に飽きたら身体だけでも関係持てるかもって希望に縋って遊んでる系の女の子紹介しまくってくるマルコに心痛める元ヤリチンと「おれ性欲薄いんだ」って爽やかな笑顔で断られて絶望する健気拗らせてるマルコ。
マルコが悲しい時とか苦しい時にクセみたいに首元押さえるのはお前が時空を超えて残した噛み痕に縋ってるからだよよかったなクズ野郎!っていう着地点のわからない現代転生ネタを思いついたのでとりあえずメモ_φ(・_・

prevnext