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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -

【OP】主人公と謎生物の交流物語

*育成ゲーパロディ的な何か
*キャラは総じて謎生物(成長したら人型になる系)
*ヤンデレ?

一人で森に住んでる主人公が傷ついて衰弱した謎生物を保護するところから始まる物語。
謎生物(たまごっちとかポケモンとかみたいなの)は拾った時点でまったく人慣れしてない野生の状態だからものすごい威嚇してくるけどご飯あげたり撫でたり話しかけたりしながらコミュニケーションとっていくとちょっとずつ懐き度が上がっていく。
懐き度が低いと撫でるとき嫌がられるんだけど高くなるとハートマークのエフェクトが飛ぶ感じになるよ!
たぶんエースとかだとものすごいツン→デレの変化がわかりやすい。余談。
そのうち怪我が治ってくるとふらっと家から出て動物を狩ってきたりする。
得意げに獲物を差し出す謎生物。
「えらいなーすごいなーさすがだなー」って褒めながらなでなでするとぐんぐん上がっていく懐き度。
で、懐き度がマックスになり自分から撫でることを要求したり寝てるときにベッドに潜り込んでくるくらいになったあたりで謎生物の怪我が完治。
狩りもできて怪我もよくなった。
もう野生に帰すときだ。

可愛がっちゃったせいで情が移ってるから主人公も辛い。でも野生の動物は野生で暮らすのが一番だと信じてピーピー鳴いて呼びかけてくるのを全部無視し、擦り寄ってきても冷たく突き放し、何度も何度も家に戻ってくるのをその都度遠くまで捨てにいく。
そのうち戻ってこなくなった謎生物に、もしかしてまた怪我して動けなくなってるんじゃないかとか死んでしまったらどうしようとか嫌な想像がどんどん湧いてくるんだけどそれを振り払って主人公は謎生物のいない日常を歩みだす。

そして×年後――


・ED1
ある日ドアがノックされて開けた先に見たことのない男が。
どうも人間じゃないっぽい、どこか懐かしい雰囲気の男が自分は×年前に世話になった謎生物だと名乗る。
謎生物は今この森のボスとして君臨してるらしい。
そうかそうか立派になってと賞賛する主人公を前に喜んでるのか泣きそうなのかよくわからない顔をする謎生物。
不思議に思ってると恐る恐る探るような声で「これで認めてもらえますか」とか聞かれて主人公「えっ」ってなる。
自分は弱くて、役立たずで、迷惑ばかりかけて、だから嫌われて疎ましがられて捨てられた。
そう思い込んだ謎生物は強くなればまた主人公に受け入れてもらえるはずだと、そんな希望だけを心の支えにして生きてきたのだという。
硬い地面で寝るのも雨で濡れて凍えるのも獲物が見つからずに飢えるのも縄張り争いで傷つくのも苦には思わない、ただあなたがいないことだけはどうしても耐えられなかった。
そう言ってぽろぽろ涙を流す謎生物に主人公はなんて残酷なことをしてしまったのかと思い知る。
「よく頑張ったな」って頭撫でて家に迎え入れて家族として再出発。
ただし謎生物は一回捨てられたせいでものすごい精神不安定になってるから相当根気強く甘やかさないとギクシャクしちゃうよ!がんばれ主人公!

・ED2
ある日ノックの音が聞こえて扉を開いてみるものの誰もいない。
おかしいな聞き違いかときょろきょろする主人公の首に重い衝撃。
一発で意識刈り取られた主人公が次に目を開けたとき、そこは暗い洞窟につくられた牢の中だった。
訳が分からず呆然としていると「目が覚めたか」と一人の男が近づいてくる。
ここはどこだあんたは誰だなんでこんなことをってパニックになる主人公に今日からここがお前の家だとだけ告げる男。
絶望する主人公をよそに毎日用意される三食のごはんと湯あみ用のお湯、布団代わりの毛皮はしょっちゅう干されてふかふかでときたま鎖つきとはいえ散歩にも連れ出されるという謎の好待遇。
相変わらず男は自分の正体について何も語らないんだけど時折「おれは捨てたりしないからあんたはずっとおれのもんだ」とか「お願いだから笑って、おれを見て、優しく撫でて」って言って泣きそうな顔するから、ああお前はあいつなのかと悟って謎生物にしてたみたいに接するようになる主人公と苦しそうに顔を歪めてそれを受け入れる男。
多分主人公が男の正体について言及して真実を語ったら「おれを捨てたくせに!ここから逃げたくてそんなふうに言ってるんだろう嘘つきめ!!絶対に逃がさない、もう、絶対に、おれは…!」って感じに爆発するよ。このEDに希望はあるのか…。

――

ED1が海軍キャラ、ED2が海賊キャラのつもりだったけど口調変えたらわりとどっちでもいけるかな?どっちがどっちでもおいしい。
ただクロコダイルだけは何があってもED1にはいかないなって確信がある。

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