×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -

【MHA】いっきあっぷ

*死ネタ
*相手キャラ未定の汎用型救済主人公
*暫定被害者上鳴電気くん

個性『1UP(いっきあっぷ)』
任意の相手に発動しておくとその人が死んだとき一度だけ全快して復活させることができる。
主人公は死ぬ。

***

ママの個性は『肩代わり』でパパの個性は『生命力譲渡』。1UPはこの二人の最悪ミックス。
1UPくんは医者だったパパが無個性として診断・提出してくれたから無事に育ったけどパパは1UPくんが生まれてすぐ行方不明になったしママも顔と名前変えて生活してる。
家族ぐるみで重い宿命背負ってるうえにパパがどう考えても自分の意思に反した失踪のしかたしてるもんだから「自分もいつかそうなる」と覚悟して生きてるし「どうせなら自分が望んで個性を使いたい」と願ってる。
自分が望んで個性を使う=こいつの残機にならなってもいいなと思える相手と出会ってその相手の代わりに死ぬってことなのでお相手キャラにとってはとんでもないバッドエンドメーカー。
本人はハッピーエンドなつもりなところがさらにタチが悪い。

***

(例)
説明も許可もなく個性使われて何も知らないまま一回死んで生き返って「いや〜覚悟はしてたつもりだったけどヒーローやってるとほんといつなにが起きるかわかんねぇな!未練たらたらで死にたくないしこれを機にちゃんと気持ち伝えよ!」って告白しようとしたときには一生告白できなくなってたプロヒ電気。
無個性だって聞いたけど小指に関節がないのを知っていた。詳しくは聞かなかった。「電気が死にそうになったら俺が守ったげる」と笑っていた。逆だろと笑って流したけどあれは。あの優しい笑みと言葉の意味は。

***

この主人公個性発動の際に「おまじないだよ」っておでこにちゅーしてくるから最悪。
好きな人とのふわふわしたくすぐったい記憶を思い返して吐くことになるとは思わんでしょ。

***

救済じゃなくても無茶するキャラに個性使って概要説明して「これで一回は死んでも大丈夫だよ!」って呪いをかけるのでもいい。
助けを求める一般市民と自分の残機(主人公の命)を天秤にかけて足がすくむヒーロー、かわいそうですね。

prevnext