【剣盾】ダンデに勝ったキバナくん

チャレンジャー時代のキバナくんが強敵を打ち負かすたびに頭を撫でて褒めてくれたリーグスタッフの兄ちゃんに惚れて勢い任せに告白したら「じゃあダンデくんを倒せたら」って約束してもらえてジムリーダーになってからは頭を撫でてもらえることは少なくなったけど大人になってからもずっと約束を胸に頑張っててバトルタワーでついにダンデに勝てたときひとしきり泣いて喜んでメディアの取材にこたえてみんなに祝いの言葉をかけてもらって感慨に浸ってからドキドキしながら兄ちゃんに報告しに行ったら「おめでとう」の一言しかもらえなかった話。

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約束について触れもしないし頭も撫でてくれない。大人の距離感を崩してくれない兄ちゃんに自分から約束について言い出すことできなくて「オレさまダンデに勝ったんだぜ」「ダンデに」「勝って」って同じ内容を繰り返すしかないキバナ。
徐々に俯いてって目がじわっと熱くなってもういいって悪態ついででも話を切り上げるべきだと思うのに諦められない。
だってダンデに勝ったのに。こんなに頑張ったのに。もっと甘えたいのを我慢して、約束したんだからって、ダンデに勝ったら恋人になれるって。
約束したのに。

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なお兄ちゃんはキバナが昔みたいに勝ってすぐ真っ先に自分のとこに来てくれなかったことに拗ねて意地悪してるだけなのでしばらくかわいそうなかわいいキバナくんを堪能したら優しくしてくれます(普通にクソやろう)