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【呪術】証券会社の後輩のせいでナナミンが病んだ

・ネタ元になったツイートその1
「七海先輩がいたから頑張れました。ありがとうございました。どうかお元気で」って笑って退職を見届けたあと自殺した証券会社の後輩おるやろ
・ネタ元になったツイートその2
自殺じゃなくて退職してしばらくして呪霊に殺されるほうがいいか?もうすこしあそこにいれば自分が辞めてさえいなければタイミングが違えば助けられたのにって?

↑の展開を繰り返し何度も夢で見た七海がうっすら病んだ精神状態で(目を離すのが怖い)(でもそれは自分のわがままだ)って自分を律するつもりで最後のケジメとして退職日の夜に「少し飲みに行きませんか」って後輩くんを誘ったら別れ際に後輩くんが呪霊に襲われてかろうじて繋がってた正気の糸がキレてしまう話。

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七海は灰原の最期を見てしまったせいで目の前で大切な人が死ぬことにトラウマ抱えてるから最初は後輩くんとも距離をおこうとしたんだけど繰り返しの夢と現実で起きた呪霊襲撃のおかげでもはやそういうレベルの話じゃなくなった。愛(と病み)がトラウマを凌駕した瞬間。

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呪術師バレしたのをいいことに「私は元々こういう世界で生きてきました。そしてこれから戻るつもりです」「君にはこれからも私の目の届くところにいてもらいたい」って真顔で選択肢与えないタイプの告白してマンションに連れ帰って軟禁する七海。
後輩くんは実際のところ過労で精神的にギリギリだったし夢のように自殺する展開もないとは言い切れないくらい追い詰められた状況だったので仕事辞めさせて家事もさせずできるかぎり早く帰宅して話し相手になってくれる七海は一見してただのスパダリなんだけど後輩くんが「食材切れてたな」って買い物に出てる間に帰宅しちゃったらそれだけで恐慌状態になるから普通にやばい。
定時後は大抵後輩くんにご飯作って一緒に食べて一緒に風呂入ってくだらないテレビ見てる後輩くんを後ろから抱っこしながら適当に相槌打って精神の安定をはかってる。幸せ共依存。

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「先輩は俺が死ぬかもしれないから保護してくれてるんですよね?じゃあもう自殺なんて考えないし呪霊にも気をつけるって約束したら俺がいなくても安心して暮らせますか?俺は用済みになりますか?」

そう問われて言葉が出なかった。勢いで無理やり連れてきて自身の元に留めても抵抗らしい抵抗されなかったから甘えて目を逸らしていた真っ当な疑問。ついに触れられたくないおためごかしに切り込まれてしまった。
なにか返さなければと乾いた口を開いてみたがやはり言葉は出なかった。
出ていく気かと聞いて肯定されたら自分がどうなってしまうかわからなくて、苦笑しつつ繰り返された「安心できませんか」という問いにただ小さく頷くことしかできなかった。

***

後輩くん的には七海に負担かけたくないし七海が精神的に安定したうえで二人で暮らせたらそれがベストなんだけど安定したら追い出されちゃうかなって思ってる。(そもそも好きじゃなきゃここまで病んだりしないし用済みになんてなるわけがない)

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