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【呪術】実は猿じゃなかった夏油の初恋の近所のお兄さん

幼いころ親類一同から腫れ物扱いされてた祖父(呪詛師)に才能があるからと色々(無理矢理)教えられたものの厄介ごとが嫌いで祖父の死後徹底的に見えないふり知らないふりをしてきた夏油の初恋の人が両親を殺したあとの覚悟キマッた夏油の前でボロを出してしまい勝手に運命感じられて囲い込まれる話。

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両親も信じてくれない呪いの話を信じてくれて「(知り合いの子供を見殺しにするとかさすがに後味悪すぎるし最悪の場合は)俺が守るからね」って言って言葉通り呪霊の引き起こした事故から幼い夏油を庇って怪我した主人公を尊いなにかだと勘違いしてしまったのがすべての始まり。
見えないはずの呪いから自分を守ってくれた弱い人。自分は強い。だから今度は自分が守る。
それが最初の誓い。

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迷いはなかった。非術師は守るべきという以前の思想の礎になった人だからこれからの生き方に誓いを立てるという意味で殺すべきだとすら思っていた。だが決して殺したいわけではなかった。ので、殺す直前、あきらかに『見えている』動きと舌打ちとともに練られた呪力に感涙した。非術師ではないと知ることができて、さらに自分と敵対する思想の持ち主でもないとわかって。それはもう福音だった。

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夢主は基本非術師を守らない(呪霊が見えてても見殺しにする)けど当然ながら崇高な思想もないので普通に夏油くんから逃げたい。でも変な動きすると即殺されそうで大人しく囲われてるしかない。勝手に咥えられるし勝手に跨って腰振られる。ショタ時代を知ってるだけに罪悪感がやばい。
積極的なわりにキスはしようとしないから不思議に思って自分からしてみたら一瞬変な味がしてびびった。でもすぐ消えたから気にせず続けたら驚いたみたいに固まって泣かれて次からめちゃくちゃキスされるようになった。

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