一目みて、好きになった



すらりとした足

整った顔立ち

ほっそりした腰に

筋肉質な腕

でも、一番は


何もかもを飲み込むような瞳





酒屋で働く私の目の前に現れたその人の名前も知らない






箱入り娘の私には彼がただ海賊であることしか知らない





海賊は悪者だと教わったから、私は彼に話しかけることすらしない






だって、彼らは人殺しなの。




だって、だって、だってだって





だから、私とは違うから


彼は好きになっちゃいけないの


きっといつものミーハーな気持ちよ



こないだだって、イケメンがいるって騒いでたじゃない



ね、だから忘れよう



彼のことが好きな気持ちも


彼しかいないんだとゆう気持ちも、、、




本能に、ほら嘘ついて




自分を嘘でかためようよ









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