あたしが食堂に入った瞬間、静まる
でもそんなの気にしない
夕食が並ぶテーブルに近づき、パンとスープそれからメインのおかずをとる
それがすめば、一直線に一番隊のテーブルへ
「ここ、座ってもいいかしら?」
「お、、おうよ」
空いていた席を顎でさし、尋ねるとぎこちない返事が返ってきた
「まーまー、そんな気ぃはらずによっ!一緒に洗濯した仲だろーが。なっ!みんなで飯にしよーぜっ」
がはは と笑いながら若い男がそう言うと、それもそうだと、各自が再び食事を始めた
食事の間中、一番隊のみんなが話すことと言えば白ひげに入るまでの武勇伝や冒険談で
みんな、何度も話したのだろう。話口調も達者なものだから、聞いてて少しも飽きなかった
「ーーんでよ、俺ぁそいつに言ってやったんだ。「穴あな増やしてやろうか?だろっ」
「おいタヤ、そりゃねぇぜ!最後まで言わせてくれよー」
「ったく。ヤスの話は聞きあきたってんだよ。それより、リンっ、てめぇの話も聞かしてくれよ」
オチを先に言われてしまったヤスそっちのけで、まわりも そりゃいいぜ っとノリノリのようで
あたしのことを打ち明けるチャンスかもしれない!
そう思ったあたしは慎重に口を開いた