だいぶ酔っているらしいこの海賊団。千鳥足でフラフラしながら白ひげはもう世代交代だとかなんとかかんとか騒いでいる


自分に巻き付けられた縄を見たところ、10分あれば解けそう――な気がする。


でも問題はこの人数。いくら酔ってるとはいえ海賊。縄をほどいたところでまた捕まるのがおちか、、、と冷静に判断したあたしを誉めてほしい


こーんなときアニメだったらヒーローが登場すんのになぁ


「へぇ、、誰をぶっとばすって?」


「白ひげに決まって「おめぇらが?オヤジを?はっ、無理に決まってんだろ」――…っおめぇは…!!」


そうそう、こんな感じでさーって!エース!!ナイスタイミングすぎるよ、あなたっ!


生エースっっ。ワンピファンには、たまらん展開に一人ウハウハする間にばしばし投げ飛ばされる海賊たち


ふんっ、ざまぁ


ん?傍観しているあたしのもとへ必死の形相で走ってくる男が一人。嫌な予感が、、、当たったぁ


「ひ、、火拳!!この女を殺されたくなきゃおとなしくしなっ」


船長(多分)があたしの首にナイフを突きつけた


ひんやりとするその感触に、どくんと心臓が動く


「あぁ?誰だそいつ?」


「なっ、お前っ白ひげの女じゃねぇのか?!」


このアマ、騙しやがって、、船長は高く腕を振りかざし、切りつけようとした、その時


「エクスペリアームズ武器よ去れ!/火拳!」


エースの技で火だるまになった船長は、呪文のせいで遠くにぶっ飛びそのまま気を失った


「お前、あいつになんかしたか?」


俺の技じゃあんなにぶっ飛ばねぇけどな、と首をかしげるエース。可愛い じゃなくて!


「イイエ、ワタクシナニモシテイマセン」


「おぅそうか!ま、どうでもいいけどな!俺エース。お前オヤジの知り合いか?」


馬鹿で、、、ゲフンゲフン、純粋でよかったー!




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