シャンクスから貰ったエターナルポースを頼りに、ブラックサンダーに乗ること3時間。あたしは今、カムラージャ島南部の村にいる。シャンクスの話だと、約一年前に白ひげがこの村を訪れたらしい


ブラックサンダーの乗り心地は最高。揺れも少ないし何たって時速120kmまで可能なスピード(小心者のあたしは時速60kmまでしかまだ挑戦してないけど)。しかも、120kmに到達するまでの時間は3秒と言うから驚きだ。


とまぁ、ブラックサンダーの話は置いといて、あたしは誰も来なさそうな村の外れに来た。マクゴナガル先生から貰った逆転時計をとりだし、意を決して時計を回転させる。


みるみるうちに移ろっていく風景たち。太陽が西から昇って東に沈んでいく。その繰り返しに目眩がした頃、ゆっくりと太陽が移動を止めた。


どうやら目当ての時間についたみたい。村の中心部と思われる場所にいくと"酒屋"の文字が見えた


海賊ってお酒好きだよね!!あそこにいけば白ひげのクルーに会えるかも!


自分冴えてるっっなんて思いつつその店へと向かった






そろーり。入り口からなかを覗く。どうみても40そこそこのおっさんの集団(因みにあたしは18ネ)。この中にか弱く可憐なあたしがずかずか入れば、起こることはただ一つ。可愛い姉ちゃん俺たちと遊ぼうぜぇな展開。


うん、それだけは是非とも避けたい


こんなときに使えるのがこれっ!!老け薬


今まで何度、老け薬に助けられたことか。これがなければ、あたしはお酒の美味さを知らずに育ったに違いない


老け薬に効き目は1日持つはずだから、この量あれば1ヶ月はもつかな〜、なんて思いながら慎重に小瓶からワンスプーン取り出して口に含む。危うくげろりそうになったのはここだけのヒミツ!


鏡を取り出し確認すれば、40手前のオバサンがそこにいた


げー、あたしの老後こんな?!

今のうちから美容を意識しよう。と新たな決意を胸に、店へ足を踏み入れた




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