デジャヴ――とはまさにこの事
遠くから聞こえるカモメの声。波の音。目の前には銃口。
「おめぇら何者だ?」
どうやらマクゴナガル先生はその質問に答える気はないらしく、杖をさっと振り重を消し去った
「なっ…、もしかしてお前、ダンブルドアの仲間か?なぁ、そうだろ?!
あいつはどこだよ!ダンブルドアはどこだ!約束したじゃねぇかよっ!」
悲痛を漂わせた声で怒鳴るように尋ねる男―シャンクス―の問いに少し困ったような顔をしたマクゴナガル先生があたしにこう言った
「この者はなんと言っているのです?ミス野崎」
あー、やっぱりそうなるよね。日本語だもんね。うん、非常にめんどくさい
シャンクスを見てもマクゴナガル先生の発した言葉に目を見開いている。知らない言語だからそうなるわな
あ、でも確か書き言葉は英語じゃなかったかワンピって
「マクゴナガル先生、書き言葉は英語のはずです」
通訳がめんど、、、苦手なあたしはマクゴナガル先生にその事を伝えると、(若干避難めいた視線を感じたが)先生は紙と羽ペンを取りだし、自分の名前、ここに来た理由と経緯、そしてダンブルドアがすでに亡くなっていることをさらさらと書き出した
マクゴナガル先生の文字を目でおっていたシャンクスがはダンブルドア先生がすでに死んだことのくだりで息を飲んだ
「――…申し訳ない。何も知らずに怒鳴ってしまった」
「構いません。あなたは知らなかったこと。先生も書いているように、私たちは故ダンブルドア先生の命で来ました。具体的に何を助けてほしいのですか?」
「もう、手遅れなんだよ、全て。終わっちまったんだ。俺たちは止めようとしたが…間に合わなかった」
遠くをみやりながら、そっと呟くシャンクス
よく状況がつかめてなさげなマクゴナガル先生には間に合わなかったらしいと訳した。すると、
―Please tell us. What happen?―
先生は紙にそう綴り、シャンクスに手渡した
シャンクスは一瞬驚いて(そりゃそうだ、だってさっきまでマクゴナガル先生はさっきまで汚いものを見るような目付きだったから)深くため息をつくと、紙に手を伸ばした