彼の愛した幽霊「リゾット、これが次の任務の資料です」
「・・・あぁ」
「働き過ぎじゃないですか?この任務が終ったら、今度こそ休暇を取ってください」
「・・・まるでアイツのようなことを言うんだな」
「え?」
「あぁ、いや・・・俺の恩人が、よく俺を休ませたがっていたのを思い出しただけだ。何度か強行で休ませられたがな」
「へぇ、それは興味深いですね。仕事熱心な貴方を休ませる程の人がいたなんて。今度聞かせてください」
「・・・ふむ。ボスの言う事だ・・・従おう」
ジョルノは意外にも穏やかな表情を浮かべるリゾットにほんの少し目を見開き、それからにっこりと穏やかに笑った。