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おまけ



「ほぉ!此処の料理は美味いじゃないか!」


取りあえず夕食に招待されたナマエは、テレンスが作った料理に舌鼓を打った。




「だ、そうだ。テレンス」

「はい。有難うございます」


「テレンスとやら、お前もスタンドを使えるのか?」

「はい」




「それは面白い。この屋敷にいるマグル共は皆能力が使えるのか?」


DIOが「あぁ、そうだ」と頷くと、ナマエは「それは興味深いな」と笑った。





「ナマエ。お前の言う魔法界というのがどういうものなのか教えて貰っても?」

「あぁ、よかろう。魔法界には純血と混血、汚らわしいマグル出身の魔法使いの三種類がいる」



「マグルという出身でも魔法が使えるのか?」


「才能の問題だ。魔法使いの家系の出身でもスクイブと言って魔法が使えない哀れな者もいる」




ごくごくっとワインを飲んだナマエは「ちなみに私は代々続く純血の一族の出だ」と誇らしげに言う。





「不死鳥の騎士団などという愚かな奴らを殺すのが俺の役目でな。その途中に敵の攻撃を受けてしまい、気付けば此処にいた。まったく!次にあったら生きたまま内臓を全部見えるようにした標本にでもしてやろう」


ナマエの苛立ちでワイングラスにピシリッとヒビが入る。







この言葉の数日後、実は此処が魔法界など存在しないまったく違う世界だとナマエが知ることは、今のところ誰も知らないことだった。





魔法使いが来ました







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