「いさっくんのおへや?」

「うん。私の部屋にはね留さんっていう人がもう一人いるんだけど…」

「?かめしゃん??」

「違う違う。留さん。留三郎っていうんだ。」

「とめしゃん…」

「そうそう。」

二人は伊作の長屋にむけてあるいていた。

伊作は部屋のまえでとまりドアを開けた。


「留さんただいま」

「おー伊作。おかえr……」



固まる留三郎。
それを苦笑いで見る伊作と不思議そうに眺める小愛。
なんと異様な光景だろうか。



「い…伊作!!!!隠し子が…いたなんて…!」

「えっ!!!????違うから!!!!」

「じゃあその子供は一体なんなんだ!!!誰との子供なんだ!!??」

「だから隠し子じゃないってば!!!!」

「なぜここに小さな女の子がいるんだ!!!ちくしょうかわいいな!!おい!!」

「うわぁ留さん変態みたい…」

「俺は変態じゃねぇぇぇえ!!!!!」

そんな会話に小愛は目をぱちくりさせていたがしばらくすると伊作の着物をちょんちょんと引っ張り伊作にはなしかけた。


「あのひとがいさっくんといっしょしてる…えっと…とめしゃん?」

小愛はくびをかしげながらいった。

「そうだよ。」

伊作はだっこしていた小愛を地面に下ろしながらいった。

「ほら。自己紹介だよ小愛。」

「うん!えっと…こよりは羽島 小愛です!!」

「俺は食満 留三郎だ。よろしくな!!」

留三郎がしゃがみこみわしゃわしゃと頭をなでてやると小愛はうれしそうにわらった。

「小愛はいくつだ?」

「えっと…えっと…んー…ごっ!」

「「ぷっ」」

口は5才だといっているのに手はびしっと3をだしている小愛に伊作と留三郎は吹き出した。

「??」

「小愛。それは3だ。5はパーをしてみろ。」

「こう?」

「そうだ。それが5だよ。」

「おぉー…!」

小愛は嬉しかったのか伊作にみてみて!と5をした手をみせては喜んでいた。



((「「かわいいな…にやにや」」))






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