「えーと…いさっくんにかずまにさこんにふしきぞーにらんたろー」


「ふふっよく言えました!」


歩いてる間に自己紹介をした小愛はすぐ委員の名前を覚えて楽しそうにしている。


委員たちは一年よりも小さい小愛が気になるのか撫でてみたりしていた。


「さっ学園長先生の部屋についたよ。」

「失礼します!保健委員会はいります!」

「うむ。はいれ!」



独特の緊張感を感じたのか小愛も少し固くなり伊作の服を握った。

「ん?なんじゃその子は…」

「学園長先生。この子のことで少しお話しが…」


伊作は小愛について話始めた。


話を聞き手紙をよんだ学園長はため息をついた。





「なるほど…羽島…どこかで聞いた苗字だと思ったら…あやつか…」


「学園長先生。なにかしっているのですか?」

「父親の名前は羽島玖兵衞ではないか?」

「お父さんしってるの…?」

小愛は不思議そうに呟いた。

「やはり…。彼はこの学園の卒業生でもあり…私の友達の息子じゃった…」

「だから学園長のことを…」

「彼は勉強はさほど得意ではないが実技に優れておった…。優しく後輩にも好かれておったわい…。そうか…彼がのぅ…」

寂しそうに呟いたが
学園長はなにか思いついたように目を開いた。

「そうじゃ小愛をこの学園に置いておくとしよう!!」

「「「「「え!??」」」」」


あまりにびっくりしたのか5人とも声がそろった。

「そそそそんな!!危険ですよ!!!」

「そうですよ!!あまりに危険すぎます!」

「しかし行くところがないじゃろ?」

学園長はそういうが伊作たちは「でも」や「だからって」というと学園長はついに怒り出した。

「わしがいいって言ってるんじゃ!口答えはゆるさん!!」

「ちょ!学園長先生…!?」

「よいか!!!善法寺伊作!お前を中心に6年が小愛の面倒をみること!お前逹が忙しいときは他の忍たまたちが世話をすること!!学園長命令じゃ!!」


「だって小愛ちゃん良かったねー」

「小愛ちゃんが学園にいるなんてすごいスリルー…」

「??」

当の本人はいまいちわかっていないようだった。

「私…お世話できるかな…数馬…左近…」

「せ…先輩なら大丈夫ですよ!」

「僕たちも小愛ちゃんのお世話します!」

左近と数馬は伊作を励ますのに必死だった。

伊作は小愛を抱え直し言った。

「小愛。今日からここにいていいんだって!」

「いさっくんほんとう!?」

「うん。ほら学園長先生にお礼言って!」

「がくえんちょせんせありがとう!」

小愛は心底嬉しいそうにお礼を言った。

「うむ。今日からここが小愛の家じゃ。」

「うんっ!!」


「さぁそろそろ戻ろうか。学園長先生ありがとうございました。」

「うむ。またなにかあったらいいなさい。」


委員会はそこでおひらきになりみんな各部屋へもどっていった。


伊作も小愛をつれ自分の部屋へもどっていった。


((「留さんなんていうかなぁ…」))









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