小説 | ナノ


鳳「パラダイスをご拝読いただきありがとうございます(にこっ)」
景吾「本編に入る前に注意がある。ひとつは、中原の野郎が一回戦あたりのことを詳しく知らねえせいで、対青学からの話になること」
鳳「ふたつめ。会話だけだから試合状況描写が乏しく、わかりづらい部分が多々見られるということ」
景吾「あきらかに無理矢理だろうってとこもあるかもしれねぇ。大丈夫だって奴は、読んでみな」
鳳「それじゃあ、始まるよー」





(走ってコートに向かい)
なまえ「はっ…はぁっ、はっ」
鳳「あれ、なまえちゃん!?」
なまえ「や、やっほ…」
芥川「あれ、なまえだ〜。熱出てんじゃなかったの〜?」
なまえ「やっほ先輩。だって、大事な試合だもん。家で寝てらんないよ」
鳳「でも、顔色悪いよ?」
なまえ「ありがとう、大丈夫。試合、もう始まってるよね。いま、どんな感じ?」
忍足「俺がいま勝ったとこやわ」
なまえ「忍足先輩、すごい汗…お疲れ様です」
(タオルで拭く)
忍足「ありがとさん。なまえちゃんも来たことやし、次のあいつも力入ると思うわ」
なまえ「次?あっ、」

日吉「…」
なまえ「若っ!」
日吉「……」
なまえ「無視すん、なっ!」
日吉「テニスボールを投げるな」
なまえ「がんばって、若!」
日吉「…あぁ」
なまえ「私、応援してるから、」
日吉「あんまり興奮するな。熱、上がるぞ」
なまえ「うっ、うるさいなあ!」
日吉「そこでおとなしく見てろ。すぐ終わる」
なまえ「……うん、待ってる」
日吉「あぁ」


(ダブルス2、試合開始)

景吾「なまえ!?テメェ、何で来てんだ!!」
なまえ「げ、ばれた」
景吾「いますぐ帰れ」
なまえ「やだ」
景吾「お前なあ、」
なまえ「私だって!私だって、仲間、でしょ?みんなががんばってるときは、そばにいたい」
景吾「……わかった。終わったらすぐ帰れよ」
なまえ「うん、たぶんね」
景吾「多分じゃだめだ」
なまえ「ケチ」

外野「あと一球!あと一球!」
なまえ「え、うそっ」
鳳「短期決戦が作戦みたいだね」
なまえ「でも、ふたりともすごく疲れてるみたい…」
鳳「向こうも強いからね。でも、信じよう」
なまえ「うん…そうだよね。信じる」

(しかし)

審判「ゲームセット!」
なまえ「若と向日先輩、負けちゃった…」
鳳「トルネードスネイクか……厳しかったね」
日吉「……」
なまえ「若…、」
(なまえの横を過ぎ、コートを出る日吉)

鳳「やっぱりショックだろうな」
なまえ「いま追いかけたら、迷惑、かな」
鳳「うーん、どうだろう」
なまえ「私、行ってくる」
鳳「うん、なまえちゃんなら大丈夫」
なまえ「ありがとう!」


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