小説 | ナノ


(翌日・朝)
景吾「なまえ、部活始まるぞ」
なまえ「んー…」
景吾「珍しいな、お前が寝坊とは」
なまえ「お兄ちゃん、」
景吾「あん?」
なまえ「あつい…」
景吾「お前、熱あんじゃねえか」
なまえ「頭くらくらする」
景吾「メッ、メイドォォォ!なまえが、なまえが熱出したぞ!!」
なまえ「(うるさ…)」

(というわけで)
景吾「今日は体調不良によりなまえは休みだ…だが気を引き締め、練習しろ」
忍足「一番引き締めやんなあかんのは跡部やろ」
向日「かなり落ち込んでるな」
宍戸「心配なんじゃねーの?」


日吉「こんなときに体調を崩すとはな」
鳳「合宿中、いろいろ気を遣ってくれてたもんね。疲れが溜まったんじゃないかな」
日吉「はしゃいでただけだろ」
鳳「帰りにお見舞い行こうか」
日吉「跡部さんが許してくれるかが問題だがな」


(そして部活が終わり)
鳳「あ、跡部さん。僕らなまえちゃんのお見舞いに行きたいんですけど」
景吾「ダメだ」
鳳「…ですよねー」
日吉「やっぱ駄目だったな」
鳳「仕方ない。青学戦までには、なんとか復活してほしいよね」
日吉「そうだな」
鳳「なまえちゃんが居てくれたほうがやる気出るもんね?」
日吉「そうだな、とでも言うと思ったか」
鳳「日吉はほんとウブだね」
日吉「…なんの事だ」


(跡部邸では)
なまえ「へぷしっ!あ〜…鼻がずるずるだあ……」
景吾「帰ったぞなまえっ」
なまえ「あ、おかえり」
景吾「熱はどうだ」
なまえ「そんな早く引かないよ」
景吾「そうか……」
なまえ「もう、私の心配してる場合じゃないでしょ?」
景吾「大丈夫だ。お前がいるなら俺は負けねぇ。だから早く良くなれ」
なまえ「なにその理屈(くすくす)」
景吾「変か?」
なまえ「うん、変。…でも、まあ、頑張ってね、お兄ちゃん」
(景吾を抱きしめるなまえ)
景吾「!! 燃えてきたぜっ!」
なまえ「(単純…)」


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