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(テニスコート)
部員「お疲れ様です!」
なまえ「(わあ、200人にもなると挨拶すら気迫がある…)」
景吾「今日から新しいマネージャーが入る」
なまえ「跡部なまえです、よろしくお願いします」
部員「お願いします!!」
なまえ「(すご…)」
景吾「報告は以上だ。各自、練習を始めろ。レギュラーは15分後に試合をする」
部員「はい!!」
なまえ「…」
景吾「ん?俺の顔に何か付いてるか」
なまえ「さすが、コートに入ると違うなあと思って」
景吾「そりゃお前がいるしな、気合いも入る」
なまえ「……(あれおかしいな、お兄ちゃんが格好いいぞ)」
跡部「夏川!」
夏川「はい!」
跡部「マネージャーの仕事を教えてやってくれ」
夏川「わかりました。なまえさん、付いてきて」
なまえ「あ、はいっ」

(部室横)
横谷「あ、来た来た」
夏川「みんな、新入りだよ」
篠森「あら、可愛い子」
なまえ「跡部なまえです、よろしくお願いします(ペコ)」
篠森「私、3年の篠森密って言います。秘密の密って書いて、ひそかって読むんだ。隣の子は同級生の夏川涼子っていうの。無愛想だけど、本当はとっても優しいの。だから怖がらなくていいからね」
夏川「篠森、余計なことを言うな」
篠森「ふふ、はーい」
横谷「ハイハイ!うち横谷あすみ言いまーす!同じ2年やからなまえのこと少し知ってるでー」
香山「…1年の、香山詩、です」
横谷「ウタは人見知りやねん。そのうち慣れはると思うから許したってなー!」
なまえ「(名前、覚えられるかな…)意外と、少ないんですね」
夏川「あぁ、マネージャーの数?うちは部員が多いから仕事も膨大だと思うかもしれないけど、設備が整っている分この人数でもやっていけてるの」
篠森「最初は50人近く居たんだけどね」
なまえ「え、そんなにですか」
篠森「うん。でも、レギュラーの人たち目当てで入って仕事をしない子がほとんどで、だから跡部くんが切り捨てていくうちにいつの間にか4人だったの」
なまえ「そんなに人気あるんですか…」
夏川「無駄話はそこまで。仕事に入るよ」
横谷「はーい。よろしゅうな、なまえ!うちのことも好きに呼んでええからなー」
なまえ「あ、うん、じゃあ横谷だから…よこたん、よろしく」
横谷「よこたん!そんな呼ばれ方初めてやわ〜なまえ、オモロいな」
なまえ「(よかった、やっていけそう)」


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