05



リクが今にも引き金を引きそうなシスターに近寄ろうとするとニノが止めた






リ「ニノさん!?このままだとシスターが本当の人殺しに‥」






ニ「大丈夫だ、見てれば分かる」






リ「でも‥」






その時、バンッという銃声と共に場が静まり返った


















そして、その沈黙を破ったのは1人の声だった






『あっぶな‥、もう少しで死ぬところだった』






村「ふー!何時見てもスリル満点だな、フタバの寝起きは」






ニ「まるで映画みたいだな」






今の銃声はフタバはシスターが引き金を引く直前に目を覚まし銃を蹴り上げ、銃が宙に浮いた瞬間発砲した音だった。シスターは何食わぬ顔で銃を空中でキャッチし懐にしまっていた






リ「フタバさんて一体‥」






村「あえて言うなら生と死の狭間にいる女だな」






リ「全然格好良くも何ともありませんからね!?そんなどや顔いりませんから!」






シ「こいつは寝起きが最悪に悪いからな。こういった起こし方をしないと起きないんだ」






『リクルート、驚いた?』






悪戯っぽく笑うフタバを見てリクは小さく溜め息を吐き命がいくつあっても足りないと心底思った






シ「安心しろリクルート。死にそうな顔をしていたのはお前だけではないからな」






リ「え?シスターそれどういう意味‥」






シ「星もお前以上にこの世の終わりのような顔をしていた」






星「な!!俺ァそんなに驚いちゃいねぇよ!俺はただリクルートの驚いた顔を見て驚いただけだ!」






P「面倒臭い奴‥」







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