04




星「あ?コノヤロー寝やがった!」




空腹の限界に達していたらしいフタバは頭を打った拍子に気絶してしまった




P「きゃああ!星!!フタバに何してるのよ!!フタバに手ぇ出したら許さないわよ!」




星「ガッ!!」




物音を聞いて駆けつけてきたP子はフタバを抱きかかえ顔を覗き込んでいる星に持っていたジョウロを投げつけると倒れた星からフタバを取り上げた




P「フタバ!フタバ!大丈夫!?」




星「ってーなP子!何しやがる!誰もそんな色気の欠片も無い奴に手なんか出さねえよ!」




P「何よその言い方!アンタ男として最悪ね!」




2人が大声で言い合いをしていると先程各自散った住人達が集まりだしどういう状況かが判断出来ずにいた




ニ「一体何があったんだ?P子」




P「この天体がフタバに手ぇ出したのよ!」




リ「何だよ星、お前フタバさんにも気があったのか?」




星「誰がこんな色気の欠片も無い奴に手ぇ出すか!」




ニ「リク。色気って何だ?食いもんか?」




リ「違いますよニノさん。色気って言うのはですね‥色気って言うのは‥」




言葉に詰まるリク、不思議そうに首を傾げるニノ、P子はシスターにフタバを渡すと野菜を取りに畑の中に入っていった




村「お?何だ、フタバ帰ってきてたのか!」




ニ「村長、」




リ「村長、着ぐるみから水溢れてますよ」




村「着ぐるみ?俺はカッパだぜリクよ」




リ「‥はぁ、」




P「そ、村長!」




村「おーP子、そんな野菜抱えてどうした?」




P「フタバがお腹空いてるみたいだから食べさせてあげようと思って‥、村長もキュウリ食べる!?」




村「おう、じゃあいただくわ」




P「わかった!じゃあとってくるね!」




P子が走って野菜を取りに行くとフタバを抱えていたシスターがフタバの額に銃を当てた




シ「おい、フタバ起きろ。お前はこんなものだったのか」




リ「シスター!?女性に何てことをしてるんですか!」





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