05






未だに呆然としているステラちゃんの頭をポンと撫でるとあんなに大きかった姿が嘘のようだった






『おっと、星の事忘れてた。兄弟!ステラちゃん宜しくね』






頷いた2人はステラちゃんの手を引き去っていった
子供、可愛いなぁ。犯罪的な意味ではなく






星「忘れられてたのか‥俺!」






『うん』






存在感が無いんだよ、と付け加えると少し機嫌を悪くしたらしくずんずん前に進んでしまう星






『あ、待っ…ぶへぁ!』






星「…ぶはっ!ダッセー奴だよな、本当に」






またも豪快に転けた私を拾い上げた星は何時になく優しい笑みを浮かべた






『…、』






思わず見とれてしまったのは言わないでおこう、この天体の事だ。どうせまたニノの事でも考えてたんだろ






起き上がりぼーっとする私に気付いたらしく天体は不思議そうな顔をする






『ありがと、』






星「おうよ、これくらいの気遣いがねぇとニノに取り合って貰えねぇからな」






得意げに言う天体、クソ、予想の通りだった事に少しイラついた






まぁ私には関係ないけども






そこで張本人と恋人が登場した
相変わらずのタイミングの悪さ!流石ニノ、可愛い奴め






ニ「よう、何だらぶらぶじゃないか」






リ「本当ですね、ここまで仲良いとは思ってませんでしたよ」






2人でどんどん話を進めていく






『あのー、ちょっと?それ違‥』






星「何言ってんだニノー!俺にはその、おおおま、え‥」






顔を真っ赤にしてどもる星。そこびしっと決めてよ…



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