03






『よ!流石村長!』






フタバが拍手で応援すると先程投げ捨てた猫耳を装着した村長が家の中に入っていった






『村長‥カッパに猫耳ってある意味何かを超越した人物になったよね』






星「流石村長ってかんじだよな」






その時、






ひにゃ゛ぁああ!!しゃー!






奇声を発した猫達が家から逃げ出しあっという間に姿を消した






『おおお‥!』






星「すげぇよ!村長やるじゃねえか!」






村「必殺、猫カッパ。にゃー」






不気味に笑う村長を呆然と見詰めた2人は顔を見合わせると勢い良く逃げ出した






村「あ、おーい!」



















『ありゃ猫も逃げるわな』






星「あれを相手する勇気は俺にはねぇな」






息を整えながら並んで歩いているといきなりフタバの背中に体重がかかり前に出そうとした足が宙に浮くと頭から地面に落下した






『ふぎゃうっ!』






兄「フタバちゃんお帰りなさい!」






弟「お帰りなさい!」






『ああ、腰が…って兄弟か!久しぶりだねぇ。ただいま』






フタバは腰をおさえながら起き上がると立て膝で兄弟に目線を合わせ仮面越しに頭をポンポンと叩いた






兄「へへー」






弟「あ!そうだ!新しい子、紹介するね!」






『うん?』


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