03 | |
それぞれが錫也、愛香離れをしてから1ヶ月。お互いの様子がおかしい。 (んーわかんねぇ…) 俺達が錫也離れしてから俺はなるべく誰にも頼らずに宿題を片づけている。まぁどうしてもわからないところがあれば月子に聞いたりするんだけどな。(ほとんど聞いてる) だけど今日に限って保健係と生徒会の仕事が忙しいらしく月子がいない。そんでもって明日俺当てられる。正直やばい。 「こんな問題わかんねーよ(ボソッ」 「ん、どこがわからないんだ?」 「!!?うわっ錫也!!」 何処から沸いてきたんだこいつ!! …俺達が錫也離れしてもう1ヶ月たったんだ。たまには錫也に頼ってもいいよな。 「今日出た宿題何だけどさ」 「ああ、明日当てられるんだったな。それならもう終わったから俺のノート見るか?」 「いいのか?あ、ありがとな錫也!」 早速錫也のノートを見せてもらうことにしてパラリと開いてみると 「…」 数式やわかりやすい解説なんて書いてなくて、書いてあるのは一條の観察日記(みたいなやつ)だった。 「すすす、錫也さんっこれはいったい…」 「あー。悪い、ノート間違えたみたいだ。あははは」 「いや、そうじゃなくてこのノート何だよ!?(くわっ」 「え、愛香観察日記だけど?」 (そのままかよ) 俺たちが錫也(オカン)離れを始めて1ヶ月、あいつはただの変態になっていた。 |