≠月子


おれははつめいがすき。
おれははじめてのことがすき。
おれはだれもしらないことをしることがすき。


知らないことは何でも自分で調べて理解して、自分の知識にする。
だけどどうしともわからないことが1つだけある。


「きみの事を考えると胸のあたりがきゅーってなるんだ」

これはいったい何なんだろう…




名前が俺を呼ぶ声が好き

名前が俺を叱るとき膨れるほっぺが好き

名前が俺をなでなでしてくれる指が好き

名前が俺に向ける笑顔が好き


だけど


名前がそらそらを呼ぶ声が嫌い

名前がぬいぬいを叱るとき膨れるほっぺが嫌い

名前が梓をなでなでする指が嫌い

名前が書記に向ける笑顔が嫌い



なんでなんで?




「この矛盾した感情はなんなんだ。こんなのはじめてだ」

はじめてのことがすきなはずなのにこの感情はなんだか嫌だ


『翼くんは発明が好き?』

「うぬ、」

『翼くんは生徒会のみんなが好き?』

「うぬ、」『翼くんは梓が好き?』

「うぬ、」


『…私の事好き?』

「す、きだぞ!」





『他の好きと私への好きは同じ?』



ドキドキ

胸の鼓動が早くなった


「違う、名前は俺の特別だ」


『…それが答えじゃだめかな?』



名前が好き、特別好き。


「ぬはは、駄目じゃないぞ!」


おれははつめいがすき
おれははじめてのことがすき
おれはだれもしらないことをしることがすき




おれはきみが



(特別大好き!)


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なんか翼くんヤンデレみたいになった(^q^)



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